英国 Winson Engineering 社製 2-6-2 GREEN BREEZE
通称”アプトくん”でっす!
"アプトくん"言うくらいだから当然
アプト式なんだろうと思い込んでましたがラックレールは無いし周回コースはなだらかで急勾配らしき区間は皆無。
あれ~???と思って色々聞いてまわったら実はアプト式でもなんでもないんですね。
おっちゃんびっくらこいちゃった
ギョギョ!所謂村おこしという奴でしょうか?
その昔難所の碓氷峠で使われたアプト式を観光名物にしようとプッシュしてるようなんです。
遊歩道は”アプトの道”だし、アプトレストランもありました。
どうせならピニオンの形をしたアプト饅頭とかやればいいのに

ところで”アプトくん”は”、
fearless freddie”と良く似てると思うんですよ。

freddieのモデルとなったWelsh Highland Railwayの
Russell 2-6-2その辺を確認したくてスタッフに聞いてもみなさんあまりご存じないんですね。
どうやら元々JRで電車の運転をしていた方々のようで、蒸気機関車(しかも英国製)に詳しい訳でもないようでした。
最終的に「事務所に行け」と言われて事務方のおじちゃんに聞いた話によりますと、
鉄道文化むらの開業に合わせて日本の商社経由で英国Winson社に機関車を作ってもらった。
アプト式を使ってた当時の蒸気機関車(1号機)に似た形にしてもらった。
ところが開業まもなくWinson社が倒産してしまいメンテナンスに困っている。
手作り感というか・・・現物合わせが多くて大変。
1号機というのは、

これの事ですね。
鉄道作業局 500(国鉄3900形)こちらは軌間1,067mm、”アプトくん”は2フィートゲージ(610mm)ですから大きさが全然違うはずですが、たしかに形は似てるように見えます。
一方Winson社を調べてみると、当初ポートマードック(Welsh Highland RailwayやFfestiniog Railwayの起点)で実在の機関車(ナローゲージ)のリビルドをしてたという事ですから、”アプトくん”はそのノウハウを基にしたRussellのレプリカである可能性は高いんじゃないでしょうか?
ただ、会社が既に無いのでこれ以上追跡しようがないっす

実は以前ポートマードックに行った際にRussellを探して右往左往したけど時間切れでとうとうお目にかかれなったという経緯があるんですよ。
今回レプリカとは言えようやくお目にかかれて感慨一入でありました。
4年越しですからね~・・・
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